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自分のネイルサロンを目指すネイリストの記録

お家時間が長くなった今でも何とかスタイルキープ

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デコデコ

ウチのお店、まだまだ休業中。

旦那もテレワークが続いていて、テレビ電話用のヘッドセットなどを本格的に通販で買って揃えたみたい。

 

そしてWi-Fiルーターも書斎に持って行ってしまったものだから、以前のようにリビングでスマホでネットをやるのが不便になってしまった。

 

正直な話、テレワークはコロナ感染予防の対策としては良いかもしれないけど、早く通常出勤に戻って欲しいとひっそり思っている私。

 

旦那だけではなくて私に関しても、ね。

 

旦那は幸いなことにテレワークでも以前と同じお給料がちゃんと振り込まれるみたい。

ウチのお店はお客さんが来ないと話にならないから、今は旦那の収入に感謝…かな。

 

朝、昼、晩、とずっと家で食事をするわけだけど、朝は基本的にそれぞれ起きた時間に各自準備して食べている。

 

そして昼は私が作って二人で一緒に食べる場合が多いかな。旦那は毎日のようにテレビ会議があったりするから、その時間に合わせる形で急いで作ったりして、これもまたかなりのストレス。

 

夕飯はたま~に旦那が作るけど、やっぱり私が作る日の方が圧倒的に多い。

 

その代り寝る前に短いマッサージしてくれるけどね。

 

これがなかったらこの家事分担は許してなかったかも(笑)。

 

最初は運動不足でコロナ太りして体型も健康も大変なことになるのではないかと心配していたけど、今は少し改善しつつある。

 

通販で買った家庭用ルームランナー、先月やっと買って組み立てたけど、マシン本体が60キロ近くあるから二人で運んで組み立てるの、それなりに大変だった。

 

一人では絶対無理だった。それで私も旦那もそれぞれ週2、3回は軽いジョギングをしているから、何とかなっている。

 

近所の公園に行って散歩することもあるけど、以前よりずっと混むようになったから週末は行き辛いかな。

 

本当は器具を使った筋トレもしっかりしたいところではあるけど、今のところ床の上で腹筋、背筋、お尻のトレーニング、腕立て伏せなどで手を打つことに。

 

コロナによる自粛生活、不便でストレスフルな部分もあるけど、悪いことだけではない。旦那にとっては会いたくない特定の同僚に会わなくて済むのは嬉しいことみたい。

 

私はお店で嫌な同僚や後輩は特にいないけど、早起きしなくて良いのは多少嬉しいような、でも先月も今月も収入ゼロなのが申し訳ないというか気が重いというか…正直な話、こういうとき、旦那がいてくれて良かったな、と思う。

 

そして将来、もし旦那の会社に何かあったとき、そのときには逆に私がサポートしなくてはね。

それができるように今からでもできる準備はあるはず。

 


★★★今日の幸せを感じたこと★★★
たまたまネットで見かけた女性のブログで可愛いネイルサロンの看板を見かけ、テンション上がった。デコレーションクッキーのような美味しそうな看板で、私も早く仕事再会したくなった!

健康と平和が満たされている上で成り立つ美容業界

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31年間生きてきてこんな事態を経験したのは初めてだった。

 

「緊急事態宣言」

 

という言葉や発想、私とはずっと無縁のまま終わると思っていたのにね。

 

今まで人生に於いての「緊急事態」は何度か経験してきたけどそれはまた別の話で…

 

2月や3月にはコロナウィルスのことが話題になり始めたものの、一応先月までは何とかお客さんは今まで通り来ていたけど、今月の頭ぐらいからはお店も休業。

 

まあそうなるよね。

 

飲食店や美容室にも自粛要請が出ているぐらいだから、美容室より更に生活に「必要不可欠」ではないネイルサロンはさすがにね。

 

近所の子どもたちもずっと学校が休みだからか、一日中近所で遊んでいる声が聴こえる。

元気で何よりだけど、私も旦那も家にいて、近所の子どもたちも家の前を走り回ってずっと騒いでいるとそれなりのストレスが溜まるのも本音。

 

福岡もかなり感染者数が多い都市だから今月の頭から既に緊急事態宣言の対象エリアだったけど、あれから後ほんの少ししたら全国が対象になったから今となってはどこもお店は休業状態がほとんどだろうね。

 

今回のコロナのことで自分が長年いる業界のことを色々と考えてしまった…

 

どこかの古いドラマで床屋で働いている逞しい女性が言っていたセリフを思い出した。

「この仕事はどんな時代でも需要があるからね」と。

 

いつのどのドラマか忘れたけど、そのとき「確かにどの時代の人も髪の毛は伸びるし、床屋や美容室はずっと絶滅しない職業かも」と思った。

 

でも今となってはそうでもないのかもしれない。

「生きる」ためなら自分でいくらでも髪の毛を切ることができるし、戦時中なんかは髪の毛染めている場合ではなかったはず。

今私たちが向き合っているのは「コロナ」といった見えない戦争なのかもしれない。

 

こういう「生きるために必要かどうか」という面では美容室もネイルサロンも同じ。

 

いや、美容室よりネイルサロンの方が「必要ない」に決まっているよね。

 

ネイルサロンなんて行く人の方が行かない人より少ないはずだし、健康や世界平和が無事保たれているという前提で提供できるサービスだから。

 

コロナで思わずこの現実を自覚してしまった…

ネイルはやりたかったら自分でもできるし、やらなくても生きていける。

必要不可欠でない業界だから今ウチのお店も休業中。そういうことなんだよね。

 

いつか自分のお店をと思って、ネイリスト技能検定JNAジェルネイル検定はもう既に取得済み。

 

この点に関してだけはなぜか準備が良かった私(笑)

…近い将来、この方面の準備を始めようと思っていたら今の状況だからね。

 

人生厳しいなぁ。今の状況でこの業界で開業しようと考えている私って危険なのかな?

 

自宅でサロン開業だったら、将来子どもができたりしたら自宅で仕事しやすいし。

自分のお店を持つこともひっそり持っていた夢の一つ。

競争率は高そうではあるけどね…

 

 

★★★今日の幸せを感じたこと★★★


前から欲しかった自宅用ルームランナー、旦那が「買おう!」とやっと言ってくれた。コロナがきっかけでやっと賛成してくれたよ(笑)。

可愛い元黒髪女子のお客さんと村上春樹の言葉

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始めまして!ネイルサロンで働いている未来です。

主婦をしながらなのですが、精いっぱい頑張って居ますのでいつか皆さんに巡り合うことができればなと思い、私の思いをつぶやきます(ちょっと長いかも汗)

それでは、お時間ありましたら読んでくださいね!

 

今日担当したお客さん、可愛かったなぁ。

 

まだ二十歳で、ネイルサロンは初めて。

 

実は成人式は行かなかったから、その代りに人生初のネイルサロンを自分にプレゼントすることにしたのだとか。

 

昨日は美容室で大幅に髪型のイメチェンをしたんだって。

 

ショートカットでツヤツヤの栗色の髪の毛だったけど、なんとそれまではずっと背中の下の位置まで伸びていた黒髪ロングだったみたい。

 

私が会ったときにはもう既にショートだったから、黒髪ロングの姿はちょっと想像はつかなかったなぁ。

 

かなり垢ぬけた感じの女の子で、パッと見た感じは割と自由にたくさん遊んで来たような子に見えたけど、本人曰くかなり厳しい両親の元で育ったそうで、髪を染めるのも人生初だったみたい。

 

確かに思い出してみれば、喋り方はとても礼儀正しいお嬢様といった感じだったし、お辞儀もかなり深かった。

 

ずっと憧れていたと言っていたジェルネイルをやってあげたんだけど、やり終わった後一気に5歳ぐらい大人びたような手先になったような気がした。

 

もちろん若くて可愛いことは変わらないけどね。

 

ピンクやホワイトなどの柔らかい色を混ぜたマーブルネイルにしたから、あまり尖った感じにしないで可愛らしく仕上げることができたと思う。

 

確か本人の話によると、よく幼稚園や小学校のときにマニキュアに憧れて、ピンクのマーカーなどで手の爪を10本とも塗りつぶしたことが何度もあったみたいで、その度お母さんに「何やってるの!」と怒られたとか。

 

私も実は子どもの頃、全く同じようなことをやっていたことを思い出した。女の子は皆同じなんだね。

 

そのお客さん曰く「長年黒髪ロングを保ってきたから、本当は手入れが面倒でもずっとそれを続けなくては、という強迫概念があった」みたい。

 

きっとその思い込みとはさようならしたかったからということもあって、垢ぬけたショートカットのネイルキラキラ女子に変身したかったのかもね。

 

それを聞いたとき、村上春樹のかなり前の小説に書いてあった言葉を思い出してしまった。

 

パン屋再襲撃」の中の短編小説だったかな、何かを続けることについての言葉。

 

 

パン屋再襲撃 (文春文庫)

パン屋再襲撃 (文春文庫)

 

 

ずっと続けてきた何かをやめられない理由についての言葉だったけど、例えその「何か」が自分にとって良い結果をもたらすかはかなりの考えものであったとしても、もし今更やめてしまったら今までやってきたことが崩れ去っていって何かを失ってしまうのではないか。

そういう恐怖感があるからやめられないのだ、と。

 

私は今のサロンで働き始めてもう8年近く経つし、今のお店はとても気に入っている。でもずっとこのお店で働いてきたからこれからもずっとこのお店で、といった「強迫概念」はさすがにないかな。

 

自分はいたくても、いつまでいられるかもわからないしね。

 

後輩も結構何人か増えてきたし、ネイルの施術は続けたいとは思っているけど、場所は近い将来変えても良いと思っている。

 

そう、そろそろ自分のお店で、とね。

 

★★★今日の幸せを感じたこと★★★


可愛い女の子が自分を変えようとしている過程のお手伝いを少しだけでもしてあげられたこと!私もそろそろ変化しどきかもね。